あした あたし ふたつになるの
せんたくき も おぼえたし どういたしまして も いえちゃう 2月4日(Mon) |
カラヴァッジョの絵は、たしかに美しい。
でも、それは僅か七点。 ほかの三十数点は、ひたすらに暗い。 急ぎ足で会場を出た。 丘陵の空は青い。 木々の梢にも春の気配。 2月6日(Wed) |
ふと思い出すひと。
ゆるやかに波打つ髪、白い頬、甘い微笑み。 名前のように静かな話し方。 高校で一緒だった彼女と親しくしていたのは、なぜか琵琶湖のほとりに住んだ頃。 それから、何十年か過ぎて会ったのも琵琶湖。 変らない雰囲気で、やはり美しくて。 2月8日(Fri) |
2月9日(Sat) |
オリンピックのフィギュアで、こんなに感動するなんて!
それも、風邪気味のけだるさに、なんとなく眺めていた画面で。 シンプルな地味な、シャツスタイルのペア。 加速度で燃える表現は、気が付けば「ある愛の詩」の曲に乗って‥‥ ずっと以前の、「ボレロ」の演技も素晴しかったと思い出す。 あれ以来、あれ以上! 2月12日(Tue) |
今朝、ヨーグルトを床にこぼしてしまった。
床は水拭きなどして、いつもよりきれいになったけれど。 わたしのスリッパは、もうダメ。 だから、出掛けた時に新しいの買って‥‥ 正しくはすみれの花らしい模様の、かな。 わたし、こんなお値段のスリッパを買ったのは初めて。 春らしい、と思ったから。 それから、もちろん、履き心地がいいから。 ヨーグルトをこぼして、ほんとによかったわ! 2月15日(Fri) |
2月17日(Sun) |
北野天満宮で撮ってらした、あられさんの梅シリーズ。
どれも、ハッとするような梅だけれど、特にこの梅! 句を付けていい? そう訊ねた私に「OK」とのお答えで‥‥
そこから、「梅シリーズ」にリンクしています。 |
2月18日(Mon) |
友達の家の沈丁花は、部屋から見て目線より高い。
そろそろ開きそうなふくらみ。 三人でおしゃべりして、手作りのケーキはコーヒーの味と色。 2月20(Wed) |
連俳に出した初めの句はこうだった。
白魚の向ふに透ける遠き日よ それは自然に浮んだまま。 書いた後でおかしいかな?と。 白魚の向うに透ける遠き日よ それから、また、気が付いた。 「透ける」は口語だよ、と。それはそれでいいとしても‥‥ 白魚の透けし向うの遠き日よ そう替えて。 今、また上記のように。 でも、子供のわたしを思い出すのだから、二番目でもよかったような。 -連俳より-2月21日(Thu) |
きっと、そうよ。
そんな鳴き方をしばらく楽しんでいたら 茶色の大き目の鳥が、さっと飛んで来て、白い侘助の木に止まる。 もう、花はないのに。 春らしい今朝! 2月23日(Sat) |
川沿いと公園を歩いてみた。
車を降りて、車の通らない道を歩きたい。 あまりに青い空なので、あたたかい陽射しなので‥‥ 石垣の翳に、まだ開き初めたばかりの紅梅と、満開の白梅が数本。 通り過ぎて、その香に気付く。 朱い橋を渡り、茶室の前を通る時、後から聞こえた話し声。 日本語じゃない‥‥追越して行った二人は肩を抱きながら活発に歩いて。 生垣から洩れる琴の音に立ち止まってしまったから、またこちらが先になる。 「ねえ、あれ、テープよ」と言うこともないし。 きっと、彼らには日本情緒あふれるものだったのね。 2月24日(Sun) |
お仲間と、隣の街へ。
その市は茶どころ。 でも、目的は紅茶のお店。 素敵なオーナーとは、去年の夏お知り合いになった。 お店のサイトもあり、時にメールのやり取りも。 雛祭も近く、陶製のお雛様がたくさん並んでいた。 2月25日(Mon) |
池坊の歴史も見せる華道展は噂通りだった。
何百年か前の形で活けられた松や枇杷の枝が美しい。 新しい活け方が空しく思えるほど。 中ほどに大きい作品があり、そのスターは紫木蓮。 まだ開きかけたばかりの花も蕾も、空の下で咲きたいと言っているみたい。 2月26日(Tue) |
はじめて
あたし いいました ままの おたんじょうび なの 2月28日(Thu) |
朗らかで行動派の彼女。
退院して、もう、上手に松葉杖で歩いている。 歩くだけではない、事務所への急な階段も登ってしまう。 明るい陽射しの今日、彼女もキラキラしていた。 3月1日(Fri) |
小さな公園を通って、和菓子屋さんで桜餅を。
そしてそのまま喫茶店へ。 親しいお店のママにお願いして、コーヒで桜餅! 春の陽気。 公園の鈴掛けの木には茶色の実がいっぱい、風に揺れる。 もう、そろそろ花も咲く頃なのに‥‥ 3月2(Sut) |
今になって、山茶花の散り方が盛んで‥‥
窓から見ると、今日は庭の毛氈。 パンジーが内裏雛? 3月3日(Sun) |
そうじゃないから。
引出しを次々に開けて、いらいらいら。 3月5日Tuet) |
3月6日(Wed) |
友達を迎えての夕食。
二人だけでの食事は初めてかもしれないわ。 この字のようなピンクが似合う彼女の、春風のような微笑。 3月8日(Fri) |
ホームページを作ってもらうことにしたのは、ちょうど五年前の今頃。
たしか四月の、出来上がった朝の嬉しさを思い出す。 その秋、自分で更新したくなって、さて、何を‥‥ 俳句とコメント、そう思い付いて相談し、教えていただき、「俳句メモリー」が始まった。 約五年でカウンターが50000になった今日の、ある感動。 もちろん、自分で開いたのも相当数になるにしても。 見て下さる方々があるから、続いたのだから。 みなさま、そして50000をヒットして下さった小春日和さん、ありがとう! これからも、どうぞよろしくね。 3月9日(Sat) |
3月10日(Sun) |
3月13日(Wed) |
それは三月二十九日とある。 「春恒例のイベントと言えば『お花見』です。そう、今年もその時期がやって来たのです。
花粉症の方、冷え性の方も大丈夫!!岡崎城の傍にある巽閣でのお花見です」 いつもになく、軽快なお誘いで。
この暖かさ、きっと桜も咲くでしょうね。 3月15日(Fri) |
一昨日のこと。
「小粒だけど美味しいのよ!」と渥美の浅蜊を届けてもらった。 酒蒸しも、浅蜊汁もいい味で‥‥ 今日はもう、姉妹で楽しい旅路に。 3月16日(Sat) |
3月17日(Sun) |
花粉、花粉と言うばかりだったけれど、もう黄砂。
わたしはこの方が気になる。 今日午後からは、はっきりそうだと思った。 黄砂は「つちふる」とも。 3月18日(Mon) |
3月19日(Tue) |
松山には大街道という繁華街がある。
その道の真中に大きな銅版が‥‥ とってもむかしの地図。 でも、今もある店だって、覚えている場所だって! 「わたし、この病院へ入院したことがあるわ」 翌日友人に話したら、知らないと。 つい最近に出来たものらしい。 3月20日(Wed) |
萬翆荘という古い洋館の桜を見下ろす窓辺。 三分咲きくらい。
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八十八で初めての海外旅行へ行った彼女。
それもカナダ! 「お茶でも」と言いながら、用意をし、「あんた、お点て」と。 「今度、お謡、聞かせたいね」そう言ってもいた。 とっても、かなわない‥‥ 今夜はうんと若い叔父達と食事をし、遅くまで話して。 3月22日(Fri) |
山の桜を眺めながら、内子へ寄り、生れた街八幡浜を通り、伊予の南の海辺の町へ。 三瓶湾を見下すペンションに着いてひと息ついた頃、彼女は現れた。 小柄なのに、両手に二人の坊やを抱いて! ほんとうは北風の強い午後だったけれど、やっぱり、fuさんは春風。 それからそれからと、いろんなことが楽しく続いた日。 食べ物に限って言えば‥‥ 先ず、ペンションの主ご自慢のオーディオ・ルームで、サウンド付きのコーヒー。 なつかしい先生の奥様のレモン・シフォンケーキ。 fuさんの恋人に釣り上げられた鯵の、刺身!塩焼き! fuさんが育てたハーブのケーキ。 夜中に再び、ステキなサウンド付きのコーヒー。
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3月24日(Sun) |
古い壊れそうな建物と思うから、コートまで持って行ったのに。 この春、改築されたばかりの市営の会場は、美しく趣があって驚いてしまった。 窓からの、間近い天守閣が光に浮き出て‥‥どうしてデジカメ持って来なかったのかしら! 屋台も開いていない、人通りも少ない公園。 雨夜の花見も、素敵です。
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4月1日(Mon) |
昨日から初夏の気温。 家に居ると長袖のTシャツが丁度いいけれど、去年はやたらと安いのを求めて、もう着たくはない。 出掛けた街で、二枚選んだのは、ブルーや黄色のボーダー柄と、黄色の無地。 いま、着ているのは、花模様のブラウス。 rosetteさんからのプレゼント♪ これは、ほんとうに大切に着なければ。 rosseteさんの夢だったWeb Shop「森のシャツ屋さん」が、本格的に始動したみたい。 おんなじ形のブラウスが出ていた‥‥気が付いた時はもうSoldだったけれど。 夏には、本当に八ヶ岳にお店が出来る! 4月3日(Wed) |
4月4日(Thu) |
今朝の庭に、どうだんつつじの花が、白く揺れていた。
数日前からちらちらと咲き始めていたけれど‥‥ この日に咲いたことが、うれしい。 4月6日(Sat) |
昨日はわたしの誕生日。
友達からの淡いピンクの蘭の鉢。“Happy Birthday to You♪”の幼い歌と一緒の花束。 前の日には花ではない素敵なプレゼントも。 それから、この薔薇は遠く松山から。 今朝、その人にメールでお礼を出した。 何気なく書き込んだこの句。 わたし、幾つかしら‥‥ 花瓶に活けた花を数えて、おどろいた! なんと、なんと ミニ薔薇は蕾も入れると100を越しそう!!! |
4月7日(Sun) |
4月8日(Mon) |
久しぶりの電話。
明るい話し方は変らない。 ぱあ〜っと拡がる紫雲英の色。 4月9日(Tue) |
4月8日(Mon) |
「朝掘りのを茹でたから、持ってくわ!」
包みを開けるといい匂い。 今夜は筍の煮物と、筍御飯と‥‥ 4月12日(Fri) |
昨日、夜になって届けて頂いた渥美の浅蜊を、冷蔵庫へ。 冷た過ぎてもと思うから、わたしは野菜の引出しへ入れる。 一晩だけだもの、流しでボウルに入れてとも、ちらと‥‥ そうすれば、あの貝の動く気配も感じられたのに。 買って来れば直ぐに冷蔵庫へ入れる癖が、いつから付いたのだろう。 あの美味しい美しい浅蜊は入れなければよかった。 -ほら、こんなに美しい-
4月13日(Sat) |
どうして家にあるのか、はっきりしないけれど、可愛い顔の人形。
見付けてくれたのはいいとして、思いっきり埃で汚れている。 三つ編みにした髪をほどき、洗面台でお風呂に入れた。 ピカピカに綺麗になって、毛糸のドレスの代りにハンカチーフでスカートとボレロを。 どうやら、わたしが遊んでいた‥‥ら・し・い。 4月15日(Mon) |
あの日、枝垂れ桜と春雨の中、彼女の傘も赤だった。
写真を出して見なくても、あの傘の色は鮮やかに浮んでくる。 4月17日(Wed) |
人形のブロンドの髪を切った。
三つ編みがきれいに出来ないので、水色のリボンでくくって、ちょうどいい長さに。 彼女のために夏のドレスを編んでいる。 ひと玉のレース糸を見つけたから。 4月19日(Fri) |
蕗の花。 うす紅の満天星。 名は知らない蔦。 ‥‥‥ ‥‥‥ 和の庭の美しさ。 それから、「春風ヴァリエーションT」 春風に乗りて過ぎ行くETC
4月20日(Sat) |
4月22日(Mon) |
うすみどりの小高い山に囲まれた病院へ、お見舞に。
たいくつしている幼い子を連れて屋上へ出てみる。 広いことが嬉しそうで、飛んで来た二羽の鳩も、ともだちのようで‥‥ 4月24日(Wed) |
ショーウィンドウに映ったわたし。
はっきり見えないから、いいんです。 ちょっとステキなジャケット買いました。 4月26日(Fri) |
-連俳より-4月27日(Sat) |
この季節には初めて訪れた蓼科は、満開の桜!
中央高速道から見た残雪の山。八ヶ岳の頂にも残雪。 そして、冷え込んだ夜空には丸い月まで。 4月28日(Sun) |
インターネットで見付けて申し込んだペンションは、なんとも可愛くて!
夕方に戻れば、その窓の灯の、門灯の、やさしいこと。 それから、特別メニューは山菜の天婦羅! ステキなオーナーとお嬢さんが摘んでらした、たらの芽、蕗の薹、こごみ、など。 4月29日(Mon) |
「居ながらにしてバードウォッチングなんですよ!」と、彼女は話す。
デジカメでの撮り方も。 赤と黒の美しい鳥が、ちょうど現れた! 林の梢を望むその部屋で、わたし達三人はどれだけ話したことだろう。 夢を持つ二人の妹が、この町に出来たような‥‥ で、一番頼りないのが、わたし、かな。 4月30日(Tue) |
白い花ではなくて、淡いピンクの花は、 きのう、初めて逢ったひとに似ていた。 ブルーが好きなひとなのに‥‥ 5月1日(Wed) |
新しい市の施設で、親しい写真家の個展があるからと出掛けた。
わたしがこの街へ越して来た頃かな、そう思える駅の近くの町並がテーマ。 そのあと、有名なドクターのコレクションを聴くコーナーへ。 10枚のCDから選んで聴くようになっている。 聴いているだけではと、本を持って来る。 「男と女とジャズと」という詩集があった、ジャン・ポール・アイカワという人のもの。 ジャズを聴きながら書いた詩とか。 “ワルツ・フォー・デビィ”“A列車”など。 “ブルー・モンク”というのをメモして来た。 CDは、一曲か二曲ずつ5枚ほど聴いたと思う。 わたしはヘッドフォーンはもともと苦手。 渡辺貞夫の「My Dear Life」‥‥これはいいな。 5月3日(Fri) |
少しだけ郊外へドライヴ。 勢いよく芽吹いた緑の山に囲まれた町。 青空の下、あちこちに鯉幟が泳ぐ。 中には十匹ほどの家も。 きっと、坊やが二人か三人居るのよね。 鯉幟は夏の季語。
でも、今日は五月五日、明日が立夏。 五月五日が立夏の年もあるから‥‥ 5月5日(Sun) |