春立つ日細見綾子の本を手に


2月4日(土)





一年生になる夢かしらバースデー


2月5日(日)





タミフルを飲みて三日や蕗のたう


2月6日(月)





うぐひす菜ブックカヴァーは歳時記に


頂いた文庫本サイズのカバーには、小鳥と小花の模様。
もう文庫本を新しく買うことはしない。
思いついて歳時記を包んでみた。
木綿の感触が手に馴染みそう。



2月7日(火)





EGOISTEの包やヴァレンタインの日


映画に行って、インフルエンザに罹って、
しばらくぶりで買い物に出てみた。

チョコレート売場はとても賑やか。
例年の通り。

ふっと、ふっと、買い物をしました。
いえ、チョコレートではなく。

ええ、けっこう、イベント好きなもので。

−連俳より− 2月9日(木)





うたごゑと弦と縺れるライラック


大阪からの たなかりか と、東京のギタリストは向里直樹。
デュオで始まった“My Funny Valentine”

とにかく、すてきだった。




2月11日(土)





発言も控へがちにて春の風邪


治ったようで、時に咳き込んでしまう。
今日の午後はひどかった。

陽が翳ると効いていたはずの暖房もゆるくなって、
とうとうわたしはコートを羽織る。

春の風邪に、してしまう‥‥

2月13日(月)





つくったのよほらわたしてね春の空


幼稚園へ行く前のよりみち。
幼稚園へ持って行くらしいチョコレートはなかったみたい。





2月14日(火)





てのひらにかをりも載せりさくら餅


昨夜いただいた老舗の桜餅。
今年は初めて。

せっかくだから、抹茶を点てて。

桜餅を食べるときは、いつもどこかで話し掛けている。
わたしのおかあさんに。
彼女はわたしよりも、うんと若いのに。

2月16日(木)





カメラ手に写すものなし冴返る


今頃になって咲き始めた山茶花は色濃く美しいが、写したくはない。
開きそうで、まだためらっている梅、写しちゃダメと言っている。

写さなくてはならないものもあって。
でも、それはまた明日。

まだ、わたしの気持がインフルエンザ後遺症‥‥かな。

2月18日(土)





ちゅーりっぷふたりで紙の独楽廻す



 





2月20日(月)





金色の管でララバイ春ともし


一昨日メールが来たから、LIVE HOUSEへ行ってみた。
「こんばんは」と言ってから「男の子?女の子?」
「男の子です、四ヶ月になりました」

昨年の春おなかの大きい彼女のアルトサックスを聴いた。

今夜の彼女、杉本久美には、ママになった自信が感じられた。
バラードは子守唄のように聞えたし、あたたかかった。

「パパががんばってます」
でもねぇ‥‥やはりスゴイと思う。
わたしがママになりたての頃なんて、それこそベビーに掛かりっきりだったから。

2月22日(水)





春星や青き衣の流れ流れ


リアルタイムで見られなかったから、今夜ゆっくりと。
あの二つの青い色のコスチュームの、長い袖が彼女の美しさをより引き立てていた。

    氷解くトゥーランドットの謎のスピン
むかし、宝塚で見た「トゥーランドット」の印象は薄れてもよみがえり、
あの、奇妙にオリエンタルなお姫様とは全く違うけれど、
荒川選手の表情はトゥーランドット!

今度はオペラを観たい。

2月25日(土)





讃岐うどん好みの味よ春疾風


美味しいからと誘われて、お昼に。
ほんとう!
この街で、一番美味しいかもしれない!
選んだのは「きつねうどん」で、だからその味がよくわかったのかも。

むかし、子供たちが通った小学校の近くの、まだ新しい店。
少し遠いけれど、また来るのだろうな。

それにしても、今日は風がきつい。

2月27日(月)





めづらしう切手買ふなど雲雀東風


郵便局へはあまり行かない。
切手を買うことはほとんどない。

十日ほど前、郵便局でなければならない振込があり、
その窓口で綺麗な切手が目に入った。

河津桜の絵が春らしくて、
50円切手だから絵はがきに貼りたいと思った。

どうして「雲雀東風」にしたのだろう?
たぶん、その切手に目白らしい小鳥が居たから。

2月28日(火)





雛菓子を求めよしとす今日の日は


わたしの中では、雛祭はいまだに四月三日。

友達と、コーヒーではなく和菓子と抹茶を。
その店でこのお菓子を買った。
旭軒の伊賀まんじゅう。



3月3日(金)





ほのぼのと芹の香の碗二人の席


急なことで、友達と二人で市外まで食事に。
こういう料理をゆっくりと楽しめるのは、やはり女どうし。

薄味で煮た独活。
そして、のどぐろの白子の卵とじ。
緑あざやかな芹を添えて。

3月6日(月)





菜の花や句会に色の流る見ゆ


花菜畑の句が多かった。
海までつづく黄色、とか。

たのしい句を一つ見付けた。

  泥けむりおたまじゃくしのかくれんぼ  英子

彼女の句はいつも明るい。


3月7日(火)





春泥や確定申告いまごろに


わたしって、ドロナワです。
だから「春泥や」‥‥
でもないんです、今日はほんとうにそんな雨の日でした。

初めて、自分で、国税庁のサイトで。
なら、家ですればいいのに、ちょっと自信がなくて、詳しい人に見てもらいながら。

はい、簡単でした。
‥‥でも、どうしてプリントして送らなきゃいけないんだろ?
e-Tax は知ってます、だけど、あれは企業向けです。

3月10日(金





ほそき手をにぎれば三色すみれかな


春の陽射しの中、初めて彼女を連れて近くの美容室へ。
カットするのはわたし。
その間、おとなしく本を読んでいた。
お店にあった「クレヨンしんちゃん」

帰り道、石像を彫って並べてある家の前で見付けたのは三匹のお猿さん。
「これって、ミザル・キカザル・イワザルでしょ♪」歌うように言う。
「よく知ってるのね」と立ち止まる。

?!
右手をおでこに、遠くを見ている猿。
耳のうしろで両手を開いている猿。
口に片手を添え呼びかけている猿。

「ね、おかしくない?」
「おかしいね」
「ミルサル・キクサル・ハナスサル、かな」と言うと、
「ミザル・キカザル・イワザルの反対の猿なのね!」

なんだか、あちらの勝みたいで‥‥

今度写して来ようかな。

3月11日(土)





たのしげに四分の七拍子蝌蚪をどる


“マイルド・セヴン”という曲。
タイトルで思ったのは煙草の名。

聴き始めて不思議なリズムに気付いたものの、それは分らないまま楽しく。
“TAKE FIVE”に似てる?

作曲者の池田篤さんは「あ、あれ、7/4ですよ」と、かろやかに。
そんなのアリなの?!

似てらっしゃると‥‥おかあさまの作品に。
ふと、そう感じてしまう。

・・・・・・・

いっしょにライヴハウスへ行った友達はつぶやいていた。
「ほら、いつか、湯布院のM旅館の大きなスピーカーで聴いた音‥‥」

あの日、午後のカウンターで二人だけで、ブランデーを少し飲み、
素敵な音に包まれていた小一時間。
グループ旅行の昼食後にそんな時間を持ったこと、とてもよかったと改めて思う。

3月14日(火





ゆびあみのながくなるなるれんげいろ


この間の話のつづき。

 「ミルサル・キクサル・ハナスサル、かな」と言うと、
 「ミザル・キカザル・イワザルの反対の猿なのね!」

「ヨクミル・ヨクキク・ヨクスル」という言葉を思い出した。
母の「婦人の友」でむかしむかし知っていて。
むかし長男の為に入った幼児生活団の通信部は、それがテーマだったような。

調べてみると、自由学園では今、初等部の基本が、
「よくみる・よくきく・よくする」となっていた。
あの三匹のお猿さんはそういうことなのかも。

さて、今日の彼女は ゆびあみ を。

3月16日(木)





春一番ブルーのリボンゆれてゆれて


三年ごとの転校生だったわたしにとって、
親子で同じ幼稚園へ、とはメルヘンのようなもので。

卒園式の今朝、父と子で出かけるのを見て、感動よりはふしぎな‥‥

今夜あちらのおばあちゃまに、電話でこう話していたあの子。
「あのねぇ、入園式に行けなかったから、卒園式にはパパが行ったのよ」
なるほど、そうなのだ。
ママが○○○○風邪というよりは、かっこいいね!

3月17日(金





回廊を巡りて画廊花あせび


ふしぎな陰影の。
そして、やわらかい祈りの灯の。

絵なのか、造形なのか




3月18日(土)





囀やフォトスタンドを並べ替へ


一番好きなのは、十年ほど前の。
セピアっぽく撮ってもらった、なぜかうしろには TIME FIVE が笑っている‥‥

でもその前のも、いいな。
クリスマス・イルミネーションのオーチャード通り。

3月20日(月





つちふるや銀行のドア午後三時


出掛けたくはない日。
遅くに出れば、帰る頃には雨。

これで空気がきれいになる。

3月22日(水)





目を閉ぢて「雨の樹素描U」聴く春宵


友達に誘われての仲道郁代のコンサート、「ゴメン!遊ばせクラシック」
知らなかったけれど、十年続いたシリーズらしい。
ドビッシーもショパンもあったけれど、武満徹のこの曲を聴けたことが嬉しかった。
難しいままに大江健三郎は好きだし、
聴いてみたい曲だったから。






小さなディナー 
−T子さんから−


3月23日(木





いかなごへ瀬戸大橋を渡る頃


急に松山へ行った人がいる。
新幹線では初めてじゃないかしら?

夜、わざわざ電話して来た。
「ほうたれ食べてる」と!

そうなんです、私が食べたいのはそれ、ほうたれいわしの刺身。
季語にはないので、「いかなご」に。

3月25日(土)





ららばいにわが出産のおぼろなる


ひとりの夕食にめずらしくCDを掛けてみた。
すてきな曲があった。
「LULUBY OF BIRDLAND」 ザ・キングズ・シンガーズのコーラス。
ブラームスの子守唄のハミングで始まり、なんとも軽妙なリズムとハーモニー。

この曲だけをしばらくリピートプレイ♪

そういえば、今日は長男の誕生日‥‥

3月26日(日





さくら花ひらけとさそふ雨の夕


3月28日(火)





春嵐されど女人のたのしみの


わたしは友達の車に乗せてもらったから。
でも、あたたかいコートは着て。

日本料理の美しさとおいしさ。
そして、おしゃべり。
三人寄ればナントカ、らしいのに、四人で。

寒さもとんでゆきました。

3月30日(木





五本のみ摘みし韮の香朝の卓


今年初めて摘んだ韮。
きざんで、今朝買って来たばかりのお豆腐に。
わたしはこういう朝ごはんが好き。
3月31日(金)





ではあなた別れませうね四月馬鹿


4月1日(土





雨しげしけふも伸びゆく沙羅若葉


咲いた桜には可哀相な風雨。
それでも花見の宴はあるようで。

小雨になった夕方の窓辺には、この雨で大きくなったような若葉。



4月2日(日)





初蝶を待つと黄の花青き花


4月3日(月





こころよきジャズライヴの夜花あざみ


「アマポーラ」を歌ってくれたシンガー
あの歌は兄がよく歌っていた。

そして、今日は母の命日で、
何十年かが過ぎて、わたしはライヴを楽しんでいる。
ちょっとジルバを踊ったりして。

4月4日(火)





さくらさくら入学の日が気になりて


幼稚園のさくらだと、数輪を持って来た。
「あした、入学式の学校もあるの」
そうね、と言うと、
「わたしは12日なのね」

まだ、幼稚園にも行きたくて、学校へも行きたくて。

4月5日(水





夜桜やほのぼのとわが誕生日






4月6日(木)





眼科よりのそぞろ歩きや春なかば


治療に付き合う。
待たされると思って、買ったばかりの「火の山」を持って。
昨年から読みたかった「純情きらり」の原案となった本がやっと手に入ったから。

第一ページから、びっくりするような古い文体。
「其の噴出の發端は遠く人類の歴史を超越した地質時代の洪積世に在ることは、
既に述べたる通りである。其の我が國の國史や記録に残るものは、其の最古のものと雖も」

読めないことはないけれども、疲れる!
嫌になって、本棚にあった「家庭画報」を手に取った。

雑誌はまだ眺めていたかったのに、治療は終ったらしい。
いつもは車の距離を、歩いて帰る。
途中で親しい喫茶店に寄ったりして、歩いてみると街が姿を変えて面白い。

4月7日(金





サラダには春の筍薄切りに


わたしの誕生祝を小さなレストランで。
みんなが揃うために土曜日。




キャンドルは三本。




フラッシュを使ったら、こんなにきれいな色。
お皿に HAPPY BIRTHDAY と書いてあった。

4月8日(土)





家康の行列待つと糸やなぎ


ここに糸ざくらもあれば‥‥

行列を見た後で、丘陵にあるまだ若い桜並木を訪れた。
そこに、一本の枝垂れ桜の木も。





4月9日(日





来年のゆすらの花をゑがく昼


山桜桃を植えてもらったのは数日前。
伸びすぎて花が少なくなった満天星の木を二本だけにして、
花を楽しめる木をほかにも数種。

すこし物憂い春の午後‥‥

4月10日(月)





ビルのドア春の嵐を逃れたり


4月11日(火





みずうみにかすか春潮の香はすなり


高速道を浜名湖まで。
ともだちのワゴン車になんと八人乗って。
わたしは最後部の左端、真ん中の人はおきのどく‥‥
でも運転がステキに上手な人なので、あっという間。
‥‥飛ばしてた?

湖畔のホテルでベランダからゴルフ場を見下ろし、ほのかに潮の香を感じてもいた。
完全にフラットなコース、ここなら、ゴルフをしてみたい、などと思う。

ちょっと拝借して来ました♪

えゝ、そんな時間はありません。
美味しい中華料理に、広いスパには露天風呂も。
それからはひたすらに、おしゃべり&おしゃべり。

4月12日(水)





春風にさそはれしまま奥浜名


フラワーパークには、まだ花が揃っていない。
だから、はやばやとさよならをする。
白いムスカリのラインが印象的。

昼食には、気賀というところの鰻屋さんをナビにセットして。

駐車場は線路の土手の下、「あら、つくし!」
もう伸び切ったつくしがスギナの間に、たんぽぽは大きく咲いていて、のどか。

うなぎ丼も肝吸も美味!
別の店でみんな白焼きを買う。

4月13日(木





ゆすらの花ランチにOLさざめきて


近くのお気に入りのイタリアンの店には、
ほんとうは、かりんの花が満開で、そのピンクの花は初めて見た。
なんとも、かわいい。

数人で入って来てにぎやかな若い女性たち。
花に似合うのは、彼女達。

そして、もっと似合うのは、もし居たとしたら高校生。

4月14日(金)





万華鏡覗くゑがほや山躑躅





4月15日(土





風車オンリーユーなど弾くギター


なつかしい曲もキラキラと新鮮に聞える。
素敵なギタリスト
アルトサックスも素晴しかったし、シンガーもだけれど‥‥

4月16日(日)





いかなごはここまで育ちつかのまに


昼食会もあったし、そのままの流れでお茶とおしゃべりも。
行くべき集りだったのだからと、夕食の買い物は出掛けた人にお願いして。

あらら、半月前の小さな小さないかなごが、
いかなごにしては大き過ぎるほどになっている!

食欲はなかったのに、好物なので、ちゃんといただきました。

4月17日(月





春愁のひと日なりけり空白く


黄砂かな、やはり‥‥そんな重い空の色。
わたしも、なんだかおつかれムード。

4月18日(火)





花揺らすをみなごひとり春深む


雪やなぎの花。

ほんとうはこの日は桜の花を見に行ったのだった。
四月九日の、家康行列を眺めた後のこと、街外れの丘陵地帯の若い桜並木を。

桜の花よりも雪やなぎを写したのが気に入って、TOPに載せたから。
モデルは妙齢の美女♪

4月19日(水





蔦の芽や世間話の美容室


直ぐ前の通りの向うは更地になった。
思いがけないほど広い。

「何になるんですか?」と聞かれたから、
髪をカットしてもらいながら「マンションだって」と答える。

勢いよく伸びていた薄みどりの蔦の芽を二本もらって帰った。

4月20日(木)





これと決めライラック色のジャケットに


一着だけは買おう思っていたから。

4月21日(金





風光る美しく重ねし年輪に


こんなに仲の良いお二人はあまりないと思う。
出会ったのは二十年前で、まるで学生同士のように新鮮なご夫妻だった。
今でも、その爽やかな雰囲気が変らない。

三十五年になるという結婚記念日に、
お嬢さんの結婚披露を併せたパーティーをという発想も彼等らしく。



4月22日(土)





薇も蓬もと昼餉たのしけり


昨日の二人と一緒に少し郊外の蕎麦屋へ。
出掛けるまで観ていたBSUの俳句番組のことなども話題になって。
俳句を作らない三人も、兜太さんが好きだと。

山菜の天ぷらが美味しかったから、帰りには兼題の「蜜豆」をということになる‥‥
その喫茶店では餡蜜が美味しいから、当然のことにそれを♪

4月23日(日





春夕焼百円ショップに眼鏡買ふ


眼科のドクターもお求めになったと聞いて、じゃあ、と。
明るいブルーと黄色の、まるでお菓子のような色のを選んで。
ついでに百円のジュースも買って。

これって、駄菓子屋さん♪

4月24日(月)





駐車場の片隅白し花苺


4月25日(火





春薔薇ふるはせてゆくチェロの音


思いがけなくバロック音楽の演奏を聴いた。
お仲間のところへ来訪中のフランスのチェリストが奏でるバッハは、
ゆるやかに流れながらも心に染み込んで来た。
会場の薔薇にとても似合う音。

その奥さまはお仲間の娘さんで、モーツァルトのアリアを歌って下さった。
『あゝ 空のお星さま いつまでも輝いていて下さい』という、高音域の難曲だとのこと。

コンサートホールで聴きたいなと思った。

4月26日(水)





白つつじ朝ドラを見る癖のつき


BSUで7時30分、そうでなければ8時15分。
面白くてたまらないのではない、けれど、見てしまう。
むかしの「おはなはん」は必ず見ていたっけ。

−連俳より−4月27日(木





五月近しけふの青空見上げをり


連日の黄砂の空から開放された一日。

郊外の緑も明るく、
夕方の公園のつつじも鮮やかで。

4月28日(金)





勿忘草めがねふれーむ見て愉し


眼鏡の微妙なズレが気になって店に寄る。
調整してもらいながら、ふっと視力検査をお願いする。
眼科へ行くことを考えていたけれど、こちらの方が待たなくて済む。
視力は変らないそう。

話のついでにレンズの日進月歩のことを聞く。
遠近両用だとその歪みが相当に違って来ているとかで、試してみたら、ほんと!

「気に入ったフレームが見付かったらね」
そう言いながら、期待せずにケースを見たら、あら!と思うのが‥‥
この花のように小さな小さなサファイアが並んでいた。

さて?
買うべきか買わざるべきか。

4月29日(土





名を知らぬ一輪咲けり春の果



黒臘梅と教えていただきました

4月30日(日)





春闘の句を詠みし兄思ひをり


5月1日(月





残雪の山現るる中央道


豊田から土岐までは、140キロも出したりの快適さ。
それからは車も増えてそれなりに。
恵那トンネルを抜ければ、若葉で装われた山々の美しいこと。
諏訪まで二時間というのは初めてのような気がする。

夕刻の蓼科は外気温一度だった!
カーディガンで出て震えたわたし。

知人の別荘はあたたかく、温泉もある。
にぎやかで楽しい夜。

5月2日(火)





順を待つ蕎麦屋ひと月の遅桜


ゴールデンウィークの蓼科は、やはり人出が多い。
お昼には蕎麦をと言ったわたしの希望で選んでもらったのは、
あまり混まないだろうという店だったけれど、それでも入り口の紙に名を書いて待つ。

桜が数本あり満開に近く、再びの花見を。




5月3日(水





雪形の何とは知らず八ヶ岳




撮ったのはゴルフ場のクラブハウスから。
青く澄み切った空でした。
わたしはプレーはしませんけれど、ね。

5月4日(木)





栗鼠の子のブレークファスト子供の日


林を眺めながらの美味しい朝食。
食事が終った頃に、高い木の上の小屋からリスが降りて来て、
テラスのテーブルに用意された餌を食べはじめた。
親子三匹で、交代しながらのお食事とか。

昨夏の楽しい二日を思い出して、昨夜泊めていただいたバーネットヒルの、
なんとも爽やかな朝の時間。
小鳥たちもつぎつぎとやって来る。









逢ひたければ逢ひにゆきけり花林檎





5月5日(金





New Year