庭手入れする子と父の「こどもの日」


「こどもの日」に、
幼かった子は父にもっと広い芝生でいっしょに遊んでもらったのだったかしら?
なんとなく、そういう視線を送っているわたしが居る。

早く結婚しなさいよ。
あなたは子供と遊ぶ父親になるはずなんだから。





-連俳より- 5月5日 土曜





春江に明るき話題ながれたり


川の噴水を眺めながら、
若い素敵なカップルと話していた。
今、松山に住む二人は、わたしが一昨年の秋に、あることでネット知り合った方と偶然に逢い、
その方から私の名を聞いて「!」
その話を伝えられたわたしも「!」

幼い時や少女の頃に少し知っていたヤングマダムは美しく、
その夫君はフランスの人でとても優しい。

春の名残の、午前中のこと。

5月4日 金曜





ふらふらとふらんすへゆく花曇


先月の句会で、全員で参加することになった「市民俳句大会」に、
ここへ書いた数句と、この句を出した。
久しぶりにパリの、と と さまのサイトを訪ねて、その時ブログに書いたもの。
つまり、即興句を少しだけ変えた。

 ふらふらとふらんすへくる花曇

だったから。

で、入選‥‥
一昨日の会には出席できなかったので、今日、賞状をいただいた。

あらためて、この句、好きだと思う。
と と さま、ありがとう♪

5月1日 火曜





花りんごバレエ舞台の少女達


4月30日 月曜





蟻穴を出づハーレーダヴィッドソン並ぶ


どうしてなのか、こんな店へ。
わたしにはまったく縁のないものなのに。

しばらく眺めているうちに、思い出したことがある。
何十年も前に、若いわたしはオートバイのうしろに乗ったことも。




この店、国内でも有名なそうで‥‥

4月28日 土曜





五月近し名古屋駅地下街をゆく


4月27日 金曜





菜種梅雨一つ覚えのサントワ・マミー


会合のあとの、
ほんとうに久しぶりの、カラオケ・ルーム。

実に渋く演歌を歌う人がいた。
演歌を好きではないわたしがうっとりとした。
彼女は「正調五万石」で日本一になったことがある人だ。

4月25日 水曜





すでに母の表情となる鳥の恋


あるところで、こどもを連れた野鳥の写真を見て。
4月23日 月曜





紅つつじ三輪咲けり四つ辻に


湯葉料理を食べに多治見まで行く予定だったが、
長時間の高速道路をドクターに注意されて、わたしは止した。
走行時間よりも長い食事の時間だったそうで、いくらなんでも‥‥止してよかった♪
こんなブログも見付けたけれど。

おみやげの生湯葉での夕食は、近くの友達と二人でほんとうに美味しくいただいた。
山菜も入っているらしい和菓子も初めての味で。

午後の街角で紅躑躅を見た後、そんな感じのひとにわたしは出会った。
なんか、すてきな日。

4月21日 土曜





山吹や猫ゆったりと歩く朝


こんなに冷え込むのに、咲きはじめた黄色い花。
携帯で撮るのが好きになっている。




4月18日 水曜





やはらかき刃ごたへ春のたけのこの


細かく切って今年初めての筍ごはんに。

小ぶりの筍を茹でて頂いたから、とてもありがたい。
明日は、煮てみよう。

4月15日 日曜





宇宙遊泳か満天星の花咲けり


なんのこと?
そう問われそう。

この三日、横になると時として猛烈な眩暈に襲われています。
どうやらメニエル症のようで。
内科と鍼灸院でお世話になることにしました。
近ければ、かよセンセに診てもらうのに‥‥

鍼は効きそうだと思います。
でも、その治療ベッドに横になると、猛烈が猛烈になり、たいへん。
「宇宙遊泳をタダでしてると思ったら?」と先生は笑ってます!
「もう〜!」と思いながらも気楽になるのは確かです。

立っていれば、坐っていれば何ともないので、会合もライヴも、平気なんですよ。
アラ、十三日の金曜日‥‥今日がピークであることを!!!

4月13日 金曜





名産展故郷の春に出会ひけり


京都物産展へ鴨なんばなどを買いに行った。
ふと見たら岡山の祭ずしがある。
あれ?と思いながら通り過ぎたら、てんぷら(はんぺん)コーナーが。
どうして、京都にこんなものが‥‥
品物の値段票に小さく「宇和島・安岡」とある!

「ね、宇和島から?」
「はい三間です」
「あ、三間も今は宇和島なのね」」
「試食をどうぞ」
「いえ、わかってるからいいわ」
とかのやり取りをして、十枚ほどを買う。

宇和島って大きく書いた方がいいわよ!ここ、愛媛の人多いんだから」
そう言っておきました。
いつもギフトに使う店にはネット販売がないから、ここを宣伝して上げようっと。

4月9日 月曜





昔日の家康公行く春の昼


二年続きで「家康行列」を見た。
昨年の家康役は俳優さんだった。
今年は市民で、白馬に跨り堂々と通られた。

その姿に重なってしまうのが、わたしの隣で眺めていた人‥‥
なぜか、今年は特に♪

4月8日 日曜





花の昼小さき木橋に二人かな






4月6日 金曜





「五万石」流して花の屋形船











4月2日 月曜





四月来るふるさとよりの声の来る


むかしむかしむかし、高校生だったわたしに言った人があった。
「あなたは三人の子供に恵まれますよ、三人とも良い子です」
それは庭の手入れをしていた人で、どうしてそんな話になったのかは覚えていない。

わたしには二人の息子がいる。
ふと思い出しては、もう一人は?‥‥と。

やっぱり、あの人。
もう一人の息子、そう思わせてもらおう。

4月1日 日曜





佳き朝よ鶯の音に起されて


今年初めて聞く鶯の声!

目覚めのよくないわたしなのに、実に心地よい目覚め。
なにしろ、わたしの庭でしばらく鳴いていたのですから!!!







いま、優しい花、利休梅が咲いています。

3月30日 金曜





哲学の道ゆくひとの花衣


暖かい今日、川沿いの桜も咲き始めたらしい。

ちょうど廻って来ている連俳、わたしの前は
    花嫁の父の涙か春の雨     正邦
花だから、桜でと決めていた。
まだ花見とはならないから、以前の、京都御所へ枝垂れ桜を観に通っていた頃のことを。

想い出してみて、ふと浮かんだのは花の道で出逢った花模様の和服姿。
映画の「細雪」の平安神宮のシーン、あの姉妹の艶やかさのようだった。

この街の公園も、桜の名所とされている。
けれど、花見の人々の中に、桜の和服姿を見た記憶はない。
もちろん、そういう姿もあるのだろう、でも、京の花見にこそ似合うのだと‥‥


-連俳より- 3月28日 水曜





目の高さに勿忘草の青小さき


またまたインターネットと実生活がつながるようなお話。
不思議なのか、それとも当然なのか‥‥

生れた浜辺がわたしを呼んでいるような気がする。

3月25日 日曜





春雪や物語生む木々の影


数日前のこと、あべさんちで久住の写真を見た。
雪の山も素敵だったけれど、この写真の影に惹かれた。
ふと浮かんだ句
  林木の影を踊らせ春の雪
だけをコメントに残して帰った。



Click Please♪
   
   *******
    え 偉いっ! あべ - 2007/03/20(Tue) 22:29 No.2921

    そうなんです (-.-;)y-~~~
    雪を撮ったんじゃないんです 
    左の2つの真っ直ぐな影 右の3本の柔らかなる曲線の影が 美しく

    さすがお目が高い度 ∞
    『林木の影を踊らせ春の雪』やや直裁的な表現ではありますが 金メダル度 ∞ 
    おまけ ∞

    画像を投稿しないのに金メダル獲得 さすがです
   *******

金メダルいただいちゃいました♪
少しお直ししての句、にもまたなんか言われるかも、ですが。

3月22日 木曜





蜃気楼ならず結婚記念日よ


なのですね。
なんとなく、しみじみとそう思う今日です。

ここまで来たのなら、いっそ金婚式まで! かなぁ‥‥

3月20日 火曜





三月や丸善に辞書探しをり


3月17日 土曜





四十六階の空をまはるよ春の風


ミッドランド・スクエア・スカイプロムナード。
名古屋駅ビルでの食事会のあと、ふと上ってみた。

童心に帰る、そんなたのしさ。



ミッドランド・スクエア・スカイプロムナード
Click Please♪

3月16日 金曜





瀬音してさくら若木の植ゑられし


あとで聞けば、いくつかの莟を付けていたとか。

花見の頃に行ってみたい。





3月15日 木曜





いかなごやふるさとの海のものと決め


このところ、一日おきに求めている。
今日は茹でたいかなごのトレイを五つ。

ぽん酢で、あるいは醤油だけで、の食べ方が好き。
その食べ方で育ったからだろう。
関西の釘煮、これは馴染みがない。

3月12日 月曜





春荒れや波三角に三河湾


青空だからと、海を見に蒲郡へ。
ヨットハーバーのレストランでシーフードのパスタを食べながら、高波を眺めていた。

こんなに波立つ海を見るのは何十年ぶりだろう!
海辺に生まれて、海辺で育った血がさわぐような気がした。

デジカメも持って行ったのに、外で写そうとしたら風がきつくて写せない。
竹島の辺りへ行くことも諦めて、知人のお宅で楽しいひとときを。

そうそう、三河木綿の店で、ちょっとすてきなヴェストを買った。





3月11日 日曜





棚霞e-Taxのなぞ解きに


思い付いたのだから仕方がない。
迷っていたのに、あられさんのブログを見てふと決めた。
申込みは一月にして、市役所で住基カード申請書をもらって来てからがのんびりしていた。
写真を撮りに行くのが延びのびになり、やっとカードを手にしたら、
今度はICカードリーダライターの入手をせねばならない。
市役所で売っていればいいのに、と思う。

昨日から取り掛かったら、カードの認識をしてもらえない‥‥
税務署へ電話で訊いて、クリア。

今日作った確定申告書を送ろうとしたら、これがまた迷路を彷徨うことに。
「添付が出来ないの」と、夜、あられさんにSOS。
「ちゃんと見直してごらん!」の一声が効いた。
あ、ここが違っていたんだ、とあとはスイスイと流れて行った。

それにしても、それにしても、あのソフトはややこしく作られている。
もっとシンプルになりそうなものなのに。

3月9日 金曜





油断大敵なのよと昼の春の雪


急な寒さのもどり方は、まるで冬の始まりのような感じがする。
セーターを数枚洗ったのに、また着なければ。

今年は暖いとはいえ、やはり三月は三月。

3月8日 木曜





ふるさとの春郊母と歩みしを


おみやげは、愛媛の宇和の、ちいさな丸い山田屋まんじゅう

母が好きだったのかどうかも定かでないのになつかしい。





3月7日 水曜





急坂の会釈や白き沈丁花


あまりの温かさに、カットしたあと坂の多い道を歩くことにした。
わが家から数分の高台には、なんと大きな住宅の多いこと!
それも、急に新築が目立つ。

車が全く通らなかったから、散歩道にしようかと。
ふと、むかし歩くのが楽しかった東芦屋の、豪邸のつづく道を思い出した。
いえ、その一角の小さなお宅に下宿していただけなんですけれどね。

3月4日 日曜





雛菓子を五つ求めしそれで良し


この土地の雛菓子は「伊賀まんじゅう」。
紅白とみどりの蒸した米を載せた愛らしい三種。

雛まつりは、どうしても三月三日よりも四月三日と思うのに、
伊賀まんじゅうだけは買いたくなる。

3月3日 土曜





ミシン店本屋となりて二月尽


街角の店に入ってみると、この街に関しての本が目に付きやすい所に並んでいた。
『知っておきたい岡崎の人物伝』
昨年出たらしい薄いシリーズで、ふと買う気になったのが神谷美恵子さんのもの。
−岡崎が最期の地「聖なる人」−とある。

最晩年をここで過ごされたとは知らなかったから、読んでみたくて。

2月28日 水曜





葱坊主教師主役のDVD


なんとも愉しい4分間のストーリー。
『エリートサラリーマンY君の一日』
作者の小学校の先生は、製作・監督・主演のようで。
じゃ、撮影はおくさま?

税の十種類がこんなにすんなりと頭に入って来たなんて!
とにかく傑作だと思いました。

(いつもは、書かないジャンルですね)

2月25日 日曜





春愁のしばし消えしはその香ゆゑ


“CHANCE”という。
もちろんフランス語なのだろうけれど、
そのサイトの、ほんとにお洒落なページでは、英語の歌が流れている。
聞いたことはあるその曲の名を知りたい、その方が気になる。
多分こうなのだと歌詞からは思っても‥‥




2月21日 水曜





誘はるるこころ愉しも春の靴


2月19日 月曜





新しき午後は三色菫色


誘われて、その気になって、
わたしはここに座っている。

2月17日 土曜





春疾風矢作橋大工事中


今年になって初めて矢作橋を渡った。
帰り道で、遠くから見えるクレーンの列に改めて工事を認識。
五年計画‥‥?

2月16日 金曜





鴨帰る今朝南への旅発ちも


思い付いたのが三日前だったか。
バタバタバタと羽音のように仕度して、出掛けて行った。

空港へ行く前に国際免許を貰ってという強引さ。

どうぞ、ご自由に!

わたしは、一週間の花のシングル♪

2月13日 火曜





春寒や琺瑯鍋を焦したり



どうして? 




ないしょ♪ 


2月11日 日曜





ピアニカもピアノも胡蝶もゆれるゆれる


あつこちゃん達の演奏が聴きたくて、ある研修会へ行きました。

講演会のあと、ティータイムからコンサートへ。

“Shall we dance ?”や“愛の挨拶”
“チャイコフスキーピアノコンチェルトより”などは連弾で。
“雨にぬれても”はピアノとピアニカで‥‥これも素敵でした。

ブルーと金茶色のドレスのふたりはエレガント!

2月8日 木曜





梅白しわが失ひしものに似て






2月7日 水曜





麦味噌の夫の作りし蜆汁


蜆は年末に頂いた北海道の冷凍もの。
まだ残っていたらしい。

北海道の大きな蜆に、四国の麦の味噌がとても合う。
お気に入りのようなので、数少ないレパートリーの一つとして譲ることにした。

2月6日 火曜





この鉢へ今朝鳥の影春立ちぬ


パンジーの色は黄色と決めている。
玄関にひとつ、庭にふたつの鉢植で、それぞれの種類は違う。
ガラス越しによく見える鉢がいま一番華やかに咲いている。

朝、すこし大き目の小鳥が来た。
思いがけず鉢に止まって首を傾げている、ほんの数十秒‥‥

黄色の明るさに誘われて来たのかしら。

2月4日 日曜