秋隣抱きし仔犬に見詰めらる


セヴンちゃんがママになっていた!

四月の眩暈から会っていなかったから、ほんとにびっくり。
こんなに小さな仔犬を抱いたなんて、随分前のこと。

眩暈ももう大丈夫と自信がついたし、
これから黒っぽい一ヶ月のワンチャン達の成長も眺められるし、うれしい夜だった。

 8月7日 火曜






レッドオニオン薄切りにして一段落


そういうことで、今夜はそれとセロリの薄切りでサラダ。

35度近い、なにかと暑い一日。
お昼に寄った峠(?)のうどん屋さんには、風船かずらが涼しげだった。

何もない頃の、母の、ささやかな楽しみだった植物。





 8月6日 日曜






冷房にやや冷めて来しこころかな


燃えようとしている人たちが居て、
そこから少し離れているわたしが居る。

似たような感覚を思い出した。
わたしにはよくあることなんだ、たとえば、十代の頃から。

 8月5日 日曜






雷鳴をいざなふ花火となりにけり


途中で雨、ということはあっても、こんなのは初めて。

遠花火ですませてよかった‥‥

 8月4日 土曜






半被すがた浴衣すがたの街の辻


出掛けて、帰りに大通りは交通規制になっている。
あ、今日は夕方からの夏祭。
花火大会の前日は、五万石踊りやここ数年はヨサコイ踊り。

近くても見に行かないことにしているから、すっかり忘れていた。
蒸し暑さの中、小雨は止んでよかった。

爆竹の音が窓から飛び込んでくる。

 8月3日 金曜






夏台風一足先に宅配便


あっという間に九州上陸のスピード台風。
こちらも、あの二日間のカラッとした夏は消えてしまった。

出かけることは止して、
かといって、わたしは今日何をしたのだろう‥‥

その分を夜になっての大活躍。
だったのかな。

 8月2日 木曜






日ざかりに『ネコちゃん血液検査表』


そんなFAXが来た。
血球数やらGPTやGOT‥‥

外猫チーコの傷がひどくなって、動物好きの二男が連れて行った。
で、ご入院。

「ヘンなネコですね、点滴したらゴロゴロ言ってます」
そう獣医さんを呆れさせたらしい。

こんな検査データを見たって、ねえ。

 8月1日 水曜






けふ空より降り来たる夏らしき夏


朝の思いがけない爽やかさ。
あ、こんな暑さならばと、懐かしい夏。
温度計を見れば室温28度を越えても気持のいい風が通る。

大雨の後だから、庭の芝生の緑も濃くなった。

出先でエアコンが涼しいけれど、窓を開けたくなってしまう。
こんな日が続けばいいのに!

そうそう、お昼には沖縄土産のパイナップルを、
手でちぎって食べた。
「これが正しい食べ方」とは買って来た人の言で。

 7月31日 火曜






変らずの雑談しばし鱧白し


昼間はコーヒーとケーキでおしゃべり。
夜は夜で、これはゆったりと‥‥

黙って静かにしていることも好きだけれど、
そう、食事時には、会話がほしいよね。

 7月28日 土曜






さざなみや花火桟敷の完成す


-連俳より- 7月27日 金曜






友よりの電話風蘭の花の揺れ


あら、そうだったの?
予想外ね。
思いもしなかった‥‥

 7月25日 水曜






青りんごスピード落す地区を知り


朝、九時に出る。
どうしても正午には戻らなければならないから。
八月と比べると高速道は渋滞がまったくない。
だから、わたしの嫌いな高速で走り、そりゃ高速道路だけれど‥‥

座光寺という辺りは、スピード違反の取締り箇所だと以前から聞いている。
従ってここでは速度を100キロくらいに。
すこしほっとして、青空の下の林檎畑を思ったりも。

土岐ジャンクションから豊田ジャンクションまでは、
140キロで走っても、怖くないわたし♪
こんな道路こそほんとうに高速道路だと思うし、自分で運転できたら!とまで思う不思議。

7月22日 日曜






ひとめぼれしてお買物避暑地なれば


蓼科二日目。

ランチは近くのイタリアンの店で、トマトのパスタとチーズのピザ。
その店では、グリーンオリーブの塩水漬の緑色に惹かれて一瓶。
バルサミコ酢も買った。

店の前に赤い実の木が。
一昨日清里でチーズケーキに添えられていたのと似ている。
お店の人に訊ねたらやはりスグリ。
一緒に行ったひとは植えたいと一枝をもらった。




その後で行った店で、わたしが一目でほしくなったのがこれ。





今、写真を並べてから気がついた。
あのスグリの実と、そっくり!

大きくなったり小さくなったりする数字が面白い。





半日そばにいた夏ちゃん。
なついてくれて可愛かった。

 7月21日 土曜






本格的とふパーティーの夏館







写真はまったく逆の順序になっています。
でも、このワインはベランダで頂くには高級なものだったらしく‥‥
しかも、ここまで、つまりグラスに注がれるまでには、なんとも賑やかな騒動がありで。

 見たことのない電動式のオープナーで最初に大失敗
 ↓
 完全手動式のものでも、もうコルクはこわれていてダメ
 ↓
 三人掛りでなんとか開けたものの、バラバラのコルクを漉してデキャンタに

ま、この間を、思い付いて動画で録りました♪
何度見ても笑ってしまうのですが、お見せすることもできず、とても残念です。






最初は皮付きで蒸し焼きにして、焦げ目をつけた玉蜀黍の美味しかったこと!
それから、この日のシェフと自称の人によるマレーシア料理、これも全員から絶賛が。

7月20日 金曜






麗しき夏うぐひすの歌に覚め


涼しさに熟睡した朝の目覚しがまたすてき。
アリアのような歌声のいつまでも続くこと!
窓を開ければ、靄‥‥




ペンションの近くのギャラリーへ行ってみる。
まだオープンしたばかりらしく、若いオーナーとの話は楽しかった。
アンティークの陶器の中に、なんとなく懐かしい模様が。




そこを出た時に気付いたのは白い花。
二十本もありそうな沙羅の木。
一ヶ月過ぎてまたこの花に逢えるなんて!




 7月19日 木曜






はろばろと中央道や冷奴







途中で携帯にブックマークしていた店へ電話。
「一時半にオーダーストップです、店は二時まで開いています」
ということで、またスピードは上ったかもしれない。
飯田インターから近い丘の上の店へ。

お蕎麦屋さんなのに、わたしが恋しかったのは黒大豆の豆腐。
ぎりぎりに着いて、会えました!

曇り日の、こんな眺めのテラスで。
もちろん、ざる蕎麦もいただきました。




午後四時には着いた清里のペンションは、もう何年目になるのだろう。
靄が立ち込めて来た夕方、部屋に居てもなんだか寒くなる。
持って来るつもりのカーディガンを忘れたらしい。
ウールの混じった七分袖のセーターを着てもまだ寒い。
とにかく重ね着。
仕度をする時の暑さから、つい半袖を多く入れてしまった。

テレビも新聞も置いてないここでは、とにかく、いつもは考えられない早寝。

7月18日 水曜






百合の花「斉唱」少女たちの声


夕食後、友達と電話で話していた。
見るともなく付けていたETVに、ふと目を遣れば、
フィレンツェが。
そして、教会が。

「あ、またね」と切ってから落ち着いて見ていたら、それは小磯良平の絵の解説だった。
それほど意識したことはない「斉唱」という絵。
見終って、美術館へ行ってみたくなった。
ゆっくりと神戸へ行こう、そう、そういう気持を失ってからもう十年以上が過ぎたけれど。

わたしも少女だった頃の雑誌に載っていた、あの優しい静かな年上らしい少女の絵を思い出した。
口絵や挿絵からは落着きのようなものをもらっていたのかもしれない。

 7月15日 日曜






ひとときを笑ふ驟雨の中の午後


考えてみれば、彼女たちはわたしの娘であってもいいのだわ。

それなのに、クラスメート?

おおわらいの種は「フォルダーに保存」
間違ってもゴミ箱には入れませんから、ね!

7月14日 土曜






半音を下ぐる微妙の文字摺草


五線紙に書いた半音はよくわかる。
声に出しても出しやすい。
そうでない半音は、果たして半音なのかそうではないのか‥‥

すみません、ひとりごとです。

 7月11日 水曜






健気なる電話グラジオラスの赤


-連俳より- 7月10日 火曜






白繭をひとつ載せたき小さき手


この子の年の頃には、
わたしは繭を箱に入れて枕元に置いたこともある。

あれは祖父のお土産だったのかもしれない。
今になってそう思う。

今朝、走って来るなり、わたしのエレクトーンを奏く細い指の、まだ小さな手。
蚕が繭になって、ということ、知っているのかしら?

ある朝あの箱の中で、繭は蛾になっていた。
蓋を開けたら飛び出した蛾。
それはわたしの期待を外れてそんなに美しくはないもの、だった。

やはり、繭は糸となりつややかな織物になる方が似合う。
たしか昨日の七月七日がその祖父の誕生日だった、などということまで思い出して、
シルクに惹かれるわたしはそう思う。

 7月8日 日曜






黒南風やモニター航跡示しをり


開港100年の名古屋港で、「ぽーとおぶなごや2」に乗った。
大きくはないけれどちょっと豪華船。
名古屋港内を1時間半で一周する。

会議が出来るように、なんと同時通訳用のイヤホーンと、
航跡を描くモニターがそれぞれ付いた楕円形のテーブル!

丁寧な説明をしてもらいながら、
久しぶりの船の揺れを楽しんでいた。

それにしても、海図にはポートアイランドがある!
え?
あれは神戸でしょ、などと思っていた。



7月4日 水曜






昼顔へ賽銭の音す選句中


句会の会場は町の小さな神社の社務所。
市場もあるし小料理屋も多い町。

入り口には賽銭箱が引き戸の中にあり、時には入れて行く人もある。
集会場としてもよく使われる所らしいので大分慣れては来たけれど、
チャリーンと音がして目を遣ると、拍手している姿があったりして落ち着かない気分になる。

    一点を見て蛙の口一文字  英子
私が特選とした句。
彼女にはこのところ蛙の句が多い。
蛙と睨めっこしてるのかしら、と思ったり‥‥

     夏の霧母の匂ひの阿蘇の山  寿美子
彼女は阿蘇の育ち。
この句を私が詠んだとしたら、
     夏の霧母の匂ひの宇和の山
となって、迫力ないな、などと。

私の句では、先日の「石蹴り」と「カレンダー」の句が好評だったようで。



 7月3日 火曜






カレンダーより七月のあらはるる


さ、暑くなる。
いそがしくなる。

しなければならないこと、行かなければならないところ。
そして、遊びに行く予定。
7月1日 日曜






冷蔵庫野菜室青唐辛子


ハラペーニョ。
美しい緑色。

はじめての青唐辛子。
いろいろと使い方は読んでみるけれど、まだそのまま。

いつか、あれはたしかバリ島。
薄暗いレストランでの食事中、突然、焼け付くような辛さが口中に!
こういう時、水を飲んではいけないと聞いていたから、わたしは角砂糖を舐めた。

そんなことを思い出したりして、ハラペーニョを今日も眺めている。



 6月30日 土曜






寂聴の本手にとれり梅雨の月


若い頃、瀬戸内晴美の書いたものは嫌いだった。

瀬戸内寂聴のテレビでの話には興味を持つこともある。
雑誌などでその文章を読みはしても、作品を読んだことはないに等しい。

それなのに、今夜「秘花」を買った。
少し気にかかっていたからか、月のせいか。
読み終えるかどうかはわからない。

6月27日 木曜





五月晴石蹴りしたき道しるべ


公園の西側の伊賀川を渡る橋。
車は通れない橋が出来たのは数年前だったと思う。
すぐ近くへ行っても、通ったことはなかった。

先月、初めて渡ってみて、今日もまた。
緑が美しい。
急いでいるのに、携帯で写す。
足元には、こんなおもしろいものが!



 6月25日 月曜






きらきらと光る物あり夏館


この鏡を見たくて午後の名古屋へ。
素敵な家具がいっぱいで、久しぶりにわくわくしていた。

この頃、美術館でもこんなに楽しいと思ったことはない。
十年前に中之島で板谷波山の作品展に偶然入った感動を、すこし思い出した。
光るもの、ガラスが好きだから諏訪湖のラリックの美術館へは何度も行っているけれど。




このクリスタルを使った家具のシリーズの作者と、この春に会ったこと、
ラッキーだったな。

6月23日 土曜






深呼吸夏濤の送りくる風を


やはり海が好き。
広い太平洋に向かうよりも、三河湾の中の穏やかな海にほっとする。

蒲郡の海岸の、この風の中で居たいのに、ランチはビルの中。
でも、窓からの眺めでもいい。

思い返してみると、わたしは海辺の地に住んだ時が健康だった。
琵琶湖のほとりもそうだった。
潮風ではなくても、水面の広がりがほしい人らしい。

そういえば、高校の裏門を出ると、すぐに潮の香の河口!
なぜか、ブランクの時間があり、スリッパのままでそこへ行っていた‥‥


 6月21日 木曜






ひと月を沙羅の花にて飾りたり


中庭の木には、もう花は咲かない。
すこし遅れてから、この家に越した時に植えた高くなった木に咲きはじめ、
今朝などは、もう、窓から見上げる位置に三輪ほど大きく咲いていた。

数日で、今年の花はおしまい。

六月に入ってから初めて着てみたTシャツには、沙羅の花が一輪。
昨秋に、わたしの句を書いて下さったのは葱男さん

夏の東京の、俳句のサイトの十周年記念会で自作の句のシャツを着てらした。
その時にお願いしたのだったけれど、やっと着る季節になって嬉しい‥‥




6月19日 火曜






アボガドと蕃茄のサラダ日曜日


父の日、と気付いたのは玄関の額をはずしてから。
もう一日置けばよかったかな、父の書いた色紙だったから。

代りに掛けたのは、ゴルフ場の風景のリト。
息子たちの父親が、いつだったかホールイン・ワンをした15番。
作者から頂いたまま、それほど飾ったことはなかったような。
今の季節らしい緑の様子に出してみたくなった。

思いつきで作ったアボガドとトマトとチーズのサラダが、
このところ料理をしたくなかったわたしの、ナイスショットになった。

 6月17日 日曜






ででむしや舞妓の紅き蛇の目傘


雨がテーマの句会で、傘を使いたいと思った。
シェルブールの雨傘もいいけれど、蛇の目傘にしたい。
ふっと思い出したのは、八坂神社の近くで、舞妓さんがポンと開いた紅い蛇の目傘。

その舞妓さんとは喫茶店で話もしたのだったけれど、
なにしろ、わたしが二十歳の頃のこと、はっきりと浮かんでくるのは傘の色だけ。

いや、そのまだ十代だった彼女に、美しいゆえの哀れさを感じたことは覚えている。

6月15日 金曜






沙羅の花は日光浴中高く高く


-連俳より- 6月12日 火曜






南天の花に入院予定消ゆ


いえね、わたしじゃないんです。
もう一人の家族が、年に一度か二年に一度か検査入院の趣味がありましてね。
半月前ぐらいに決めて、予定も調整して、今朝病院へ行きました。
ところが、です。
病室がない!!!
個室の予約がしてあるはずなのに‥‥

主治医が「すみません‥‥」とおっしゃってて、申し訳ないのやら、どうなのやら♪
ま、仕方がないから戻って来ました。

半日ぽかんとしておりました。
スケジュールを入れる電話を掛ける人と、花のシングル一週間が飛んでしまったわたしと。

ま、南天の白い花も咲き始めたところですし。

6月11日 月曜






かみなりにふるへ小さき白き花


 6月10日 日曜






夏つばき並ぶならぶよ一列に







6月8日 金曜






娘とも母とも想ひ沙羅の花


 6月7日 木曜






夏料理ふたごの育つ話など


しばらくぶりに行ったフランス料理の店で、
六ヶ月の姉妹のママは、育児の大変なこと、楽しいことを話してくれた。

それから、それから、モエ・エ・シャンドンへ行った話まで。

シャンパングラスに入れられたゼリー状のオードブル、
むらさき藷の冷たいポタージュも、とても美味しかった。

6月3日 日曜






六月の朝そのつぼみ開き初む


こんなことはほとんどないのに、
早朝、四時半にすっきりと目が覚めた。

ブラインドを上げると、目に入ったのは沙羅の花!





 6月1日 金曜






御神籤や青葉の色を映しつつ


天守閣に並ぶ神社で。

おみくじを引くのは、この十年以上なかったと思う。
参拝だけのつもりが、ふとその気になっていた。

ゲーム感覚と思いながらも、
大吉とあればそれに依りたくなる。

ましてや、今日は父の十五年の命日。
神格も少し高くなっているに違いないし‥‥あら、彼からのメッセージと考えたらいけないのかしら?

5月29日 火曜






緑さす思はぬ人と歩みをり


公園の小径は能楽堂から。

下り坂から池へ。
池の傍には小さな茶店。
そこからしばらく歩けば、噴水のある川へ出る。

 5月27日 日曜






葛切や細き指輪の細き指


    SL列車函に描かれし新茶着く     掬泉

新茶から和菓子の連想で。

え?
だれの指?

あつこちゃんの指ということ、で。

‥‥ふと、サイズ7だったことを思い出したりもしてましたけれど、ね。

-連俳より- 5月25日 金曜






茉莉花の声して気付く真昼どき


ふと、そう、ふと目を遣ると、むらさき色の点。
庭の紫陽花の木の下に、花一輪。

あ!と気付く。
父が愛でた鉢植の木が弱ったので二年前に庭へ移した。
もう、大きく伸びはしないだろうけれど、でも、咲いたのね、季節が来て。



 5月23日 水曜






高層のモデルルームや風薫る


城のある公園の前にマンションの工事が進んでいる。
公園を歩いた方がいい日なのに、展示場へ。

31階建、オール電化、もちろんオートロックのICチップ仕様。
はい、理解はできます、おかげさまで。
おもしろそう、とも思います。

でも、でも、わたし、あんな素敵な部屋で過ごせないような気がします。
‥‥もちろん購入もできないし、なのですが。

 5月20日 日曜






ふるさとの新じゃがを手に歌ひとつ


今年も先日送ってもらった。
fuさんからのじゃが芋。

外食で食べすぎ気味の数日だから、今夜はひとりでじゃが芋を煮よう。
小ぶりのじゃが芋を五つ洗って剥いて切る。
薄味で。

 5月19日 土曜






をのこ二人逃げたり柱の大むかで


「あら!」

テーブルにあった急須を取って、
今しがた淹れた緑茶の残りを柱に(むかでに)掛けたのはわたし。

床へ落ちてバタバタしているのにもう一度掛ける。
グッタリして来たのを割り箸でつまんで、トイレへ流す。

この間、何分かしら?
完全に見物していた彼ら!

あ〜ぁ、たよりないの‥‥


数日前のことで、書かないでおこうと思っていたんですけれど、ね。

 5月17日 木曜






朝の窓あかるし半分にバナナ切る


バナナ一本を食べてもいいのですが、
やはり、ほら、カロリー計算した、つもり。

 5月15日 火曜






母の日や食洗機の音ひびく夜


今日が母の日ということを忘れていた。
とっても素敵なカーネーションの形のケーキを、昨日の午後店先で見たのに、
「あ、そろそろ母の日なのね」
そう思っただけ。

サマーセーターやブラウスなどを選んでいた頃を思い出す。
おばあちゃまはとっても喜んでくれていたらしい。
それを嬉しそうに電話で話す父だった。
    母の日に母の退院手を添へて
最初の頃の「俳句メモリー」に書いた句。
実際に退院した日はもう十数年前のことになる。
あの時、この家へ両親を迎えて、やはりよかったのだと今思う。

 5月13日 日曜






河鹿笛聴力検査電子音


そんな、情緒はありませんが‥‥
ピッピピッピとか、ジーとかいう音を聞いてボタンを押す、
これがけっこう面白かったのです。

クリニックのサイトを見てから行ったので、
待合室の、リアルタイムの映像を思い出し、気になって探しました。
私が居る対角線の位置の天井に、ありました!カメラ!

 5月11日 金曜






夏めくや夢育ちゆく気配して


沙羅の莟が今年は多いような。
この季節の、わたしのよろこび。

沙羅の花、夏つばき。
沙羅双樹と同じではない木。

儚さではない、夢。
実現する夢。

デジカメを買ったのは、沙羅の花を写したかったから。
二年目の、この写真が一番好き。

でも、今年も撮ってみようね。

 5月8日 火曜






息苦しきほどの勢ひ葉桜は


さくら色で被われた川沿いが、
あっという間に、鮮やかな新緑に。

眩しすぎる、わたしには。

 5月7日 月曜






味噌蔵にJAZZ鳴る宵の立夏かな